2006年4月25日 (火)

Vフォー・ヴェンデッタ

12本目「Vフォー・ヴェンデッタ」TOHOシネマズ市川

解説: 第3次世界大戦後のイギリスを舞台に、孤高のテロリスト“V”が国家に立ち向かう近未来スリラー。『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟が製作と脚本を手掛ける。第3次世界大戦後、ファシズム国家と化したイギリスで、夜の街で秘密警察に捕まったイヴィー(ナタリー・ポートマン)は、仮面の男“V”(ヒューゴ・ウィービング)に救われる。国を憎み、恐怖政治を憂う“V”は、国民を暴君の手から解放する野望をイヴィーに打ち明けるが…

革新的な映像(ただナイフのシークエンスはよかったです)を控えファシズム国家と民衆との対立を色濃く出したメッセージ性を強い作品の為、正直もっと複雑な話だと思っていたのですが意外とわかりやすい話で最後まで楽しめました。「V」ことヒューゴ・ウィービングの声と優雅な動きによる存在感にはただただ圧倒されるばかりの上、ナタリー・ポートマンもスキンヘッドによる熱演でより深みのある話にしたのだと思いますが、内容的には日本人の私たちには馴染むの薄い内容なので単純にマトリックス的アクションを期待していくと肩すかしをくらうのは確かだと思います。残念なのはもう少し「V」の過去を描いてくれればより国家との対立理由が明確になったと思います。また終盤のクライマックスである民衆が「V」のマスクをつけて行進するシーンを観たとき、シリアスな場面なのに一瞬百人スミスを思いだしてしまいおかしくなってしまいました。

私の評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年4月12日 (水)

SPIRIT

11本目「SPIRIT」TOHOシネマズ市川

解説: 「HERO」「LOVERS」を手がけたプロデューサーのビル・コンが、「HERO」に続きジェット・リーとのコラボレーションで放つアクション巨編。武道に憧れて天津一の挌闘家になったフォ(ジェット・リー)は、その高慢な人格が災いして、悲劇のどん底へと突き落とされてしまう。すべてを捨て流れ着いた辺境の村で農夫として働き始めた彼は、本当の強さとは何かを悟るのだが、そんな彼に史上初の異種挌闘技戦が待ち受けていた…

最近のジェット・リーの作品は「キス・オブ・ザ・ドラゴン」や「ダニー・ザ・ドッグ」「HERO」などアクション一辺倒ではなく、ストーリー上の表現方法としてアクションをうまく使っている感じがします。もちろんアクションに関しても序盤の天津一をめざしての様々な流派との戦いの数々は一昔前のカンフー映画を見ているようで正にジェット・リーの独断場といった感じでスリリングかつスピーディなアクションと展開していくのですが、本来メインであるはずの対中村獅童戦をはじめとする異種格闘技戦の方がおまけのように感じられました。これがジェット・リー最後のマーシャルアーツ映画とは思いたくありません。まだまだ頑張ってほしい!映画の内容的には3.5~4といったところなのですが主題歌があまりにもマッチしていない為、残念ですが星は3つです。

私の評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章

10本目「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章」有楽町スバル座

解説: 1983年の誕生以来、読者から絶大なる支持を受け続け、「北斗の拳」が、“真救世主伝説”シリーズとして映画化!世界大戦による核戦争後の近未来。800年の歴史を持つ究極の暗殺拳・北斗神拳の伝承者ケンシロウは、救世主と呼ばれる道を歩み出す。一方、北斗を離れた長兄のラオウは、武力と恐怖による支配こそ、この世界に新しい秩序をもたらすと信じ、ケンシロウとは真逆の道を歩き出していた…

ストーリー的には原作やTVアニメ版のファンに向けて造られている為、初見の方に不親切な部分があるのですが普通に楽しめます。柴咲コウさんの為に作られたであろうレイナのエピソードに時間をかけた為、サウザーが聖帝として生きようとした理由(これではただの悪人です)やリンやバットのエピソードが削られた感があります。噂の声優陣も阿部寛は以外とあってる?って気もするのですが・・・ラオウはやはりまずいでしょう、トキ、シュウ、サウザーは各声優さん達が新しい像を作ることに成功していることを考えると…尚更残念です(いい役者さんなのに)あと最大の疑問は世紀末でもない(TITLEからもはずれてましたが)今、何故「北斗の拳」なのか?やはりパチスロとかで人気があるからかなって勘ぐりしてしまいました。

私の評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月22日 (水)

ウォレスとグルミットウォレスとグルミット~野菜畑で大ピンチ!~

09本目「ウォレスとグルミットウォレスとグルミット」シネカノン有楽町

解説: 世界中に熱狂的なファンを持つ人気クレイ・アニメ「ウォレスとグルミット」シリーズ待望の初長編作。おとぼけ発明家ウォレスと名犬グルミットが、畑の野菜を荒らすウサギ退治に挑む。監督はシリーズの生みの親で、アカデミー賞3度受賞の巨匠ニック・パークと、本作が初の長編映画となるスティーヴ・ボックス。年に一度のお祭“巨大野菜コンテスト”を目前に、畑を荒らすウサギが大発生。発明家ウォレスと相棒グルミットは野菜を守るべく奔走していたが、ある夜今までにないほど畑が荒らされてしまう。町では巨大ウサギの仕業であるとのうわさが流れ…

おなじみのBGMではじまるオープニングからラストまで脚本の良さと細かい演出であきることなく満足できる内容の一本でした。長編になるとどうしても間延びすることもあるのですがそれも感じさせずちょっとした場面場面で笑いを入れるセンス(特にクライマックスの飛行機のコインのシーン)はお見事の一言!ただ、今回の重要な要素になるウサギ達が少しブタウサギぽっく見えたのは自分だけでしょうかね?いままで吹き替え版のみの視聴だったのですが今回初めて字幕版を観てみました。英語のウォレスも良かったのですがどーしても吹き替え版のイメージが強いので次は欽ちゃんの吹き替え版で見比べ(聴き比べ)してみたいです!トータル的な話はウォレスとグルミット版「ジキルとハイド」といったかんじなのでしょうか・・・

私の評価:★★★★★

シネカノン有楽町を初見だったのですが小奇麗で少しこぢんまりした感じだったのですが劇場内は非常に奥行きを感じました。全体的にシネクイントに近い感じではないでしょうかね・・・(チラシもいっぱいあるし)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年3月 4日 (土)

機動戦士ZガンダムⅢ~星の鼓動は愛~

08本目「機動戦士ZガンダムⅢ-星の鼓動は愛-」錦糸町シネマ8楽天地

解説: 原作者・総監督の富野由悠季が、新時代に向けて内容を一新したZガンダム劇場版3部作の最終章。ティターンズ対エゥーゴの内戦や、旧ジオン軍の残党らによる複数勢力の激しい乱戦がスピード感あふれる演出でスクリーンに映し出されていく。 宇宙世紀0087年。連邦軍のエリート組織ティターンズと反地球連邦組織エゥーゴの内戦が激化する一方、クワトロ(シャア)、シロッコ、ジオン軍残党の指導者ハマーン・カーンらの対立によって戦局は混迷を極めていた・・・

今回は素直に楽しめました。TVシリーズでは重要なはずだったキリマンジャロ+ダカール演説やロザミアのエピソードを100%カット(個人的にはダカール演説、形を変えてでもほしかったのですが)することによって、前2作に感じた雑なストーリー展開を回避することができたと思います。その他にも人間関係の描き方(特にヘンケン館長とエマ中尉の日常的な会話での変化)等、非常に行き届いていたし、旧画像と新画像の違和感を感じるところはやはりあったのですが、それ以前に比べれば許容範囲なのでは?

しかし今回も声優の一部変更がありましたね(^^;)ミネバは最初、え~って感じだったのですが、逆に子供らしくなったせいか最後の方になるとこれはこれでありかもって思えたのですが、問題はサラ!前作で使った池脇さんから変更って3部作内でありなのか?

ここからは・・・シャアとハマーンの決着がTVシリーズと同じなのが残念です!もっとしっかり決着をつけてもらいたかったし、その後のシャアの方向性も示してほしかった(逆シャアに繋がるよう)噂の誰も知らないラストにははっきりいって衝撃を感じませんでした。TVシリーズと劇場版が逆だったら衝撃を受けていたかもしれませんが・・・

私の評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月26日 (日)

ナルニア国物語 第1章~ライオンと魔女~

07本目「ナルニア国物語」TOHOシネマズ市川

解説: 20世紀を代表する英国作家、C.S.ルイスによる全7巻からなるファンタジー巨編「ナルニア国物語」シリーズの第1章を映画化。監督は『シュレック』シリーズのアンドリュー・アダムソン。偉大なる王アスランが作った国ナルニアは、冷酷な白い魔女(ティルダ・スウィントン)により、100年にもわたり冬の世界に閉ざされていた。そこへルーシーという名の一人の少女が迷い込み・・・
衣装ダンスをあけるとそこは不思議な国だった・・・子供の頃、一度は空想してしまいそうな話を映画してくれた功績は大なのですが作品自体は可もなく不可もなく万人が楽しめるファンタジー大作!
ついつい比較対照にしてしまうんですがロード・オブ・ザ・リング比べて、話が単純明快で展開が早く、しゃべるビーバーや小人などキャラクター造型もグロイよりかわいく、最後の合戦シーン描写も抑え目な感じでなうえ、上映時間もファンタジーにしては短めの2時間20分で子供にも充分楽しめる・・・ある意味ディズニーらしい映画です。しかし最近、この手の作品が増えた為、目新を感じないところは作品として正統に評価されない部分かも、あと5年早ければよかったのに・・・。
あと余談ですが、ライオンのアスランを見ているとネバーエンディングストーリーのファルコンを思い出してしますんですよね~。

私の評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年2月24日 (金)

ジャーヘッド

06本目「ジャーヘッド」@日劇1

解説: N.Y.タイムズが戦争文学の最高峰と絶賛した海兵隊員のベストセラー回顧録を「アメリカン・ビューティー」でアカデミー賞を総ナメにしたサム・メンデス監督が映像化した戦争ドラマ。15年前に起きた湾岸戦争従軍兵の内なる戦いを表現、戦場の現実をスクリーンに叩きつける。1989年、18歳のスウォフ(ジェイク・ギレンホール)は海兵隊員の父親と同じ道を進むべく、自分も海兵隊に志願する。狙撃手として湾岸戦争下のイラクに派遣されるが、実践ではなく演習と待機の日々が待っていた……

同じ湾岸戦争を扱った「スリー・キングス」はブラックコメディー的な話だったのである意味対局の作品なのでは?最初は「フルメタル・ジャケット」か?と思わせる序盤が終わり砂漠に派遣された途端、大きな事件もなく日々を兵士達の日常が淡々と描かれて・・・今までの戦争映画と違うアプローチをしているため、一瞬、これは戦争映画なのか?と思ってしまったのですが、終盤の任務で一発でいいから一人でいいから殺させてくれと懇願する場面に出くわし改めて戦争とは人としての尊厳を破壊するものだと感じさせられました。全体的には気楽でもなけど重くもない非常に微妙な立ち位置の映画なのでは・・・
主役の彼らは僕と同年代になるのですが、現在第2次湾岸戦争と呼ばれる今のイラク紛争をどう思うのだろうか、話を聞いてみたいです。

私の評価:★★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月22日 (日)

フライトプラン

05本目「フライトプラン」TOHOシネマズ市川

解説: 高度一万メートルの密室で繰り広げられる、恐怖のサスペンス・アクション。映画主演は3年ぶりとなるオスカー女優ジョディ・フォスターが、突然娘を奪われた母親にふんし正体不明の敵に立ち向かう。事故死した夫の亡骸を乗せた飛行機に、娘のジュリアとともに乗り込んだカイル(ジョディ・フォスター)。その機内で、突如として娘の姿が見えなくなる。必死で探すカイルだが、誰一人として娘の行方を知る者はいなかった・・・

素直な感想は「ひねりのない作品だな~」 の一言!

話のスケール感からいっても劇場で観なく、ビデオ充分の印象がいなめません。もう少し上映時間を増やし伏線やひねりを加えれば面白くなったはずなのに犯人の正体やジョディ・フォスターの娘の居場所が分かったとたん作品に緊迫がなくなる上、綿密な計画を立て用意周到だったはずの犯人が急にまぬけキャラになっていく・・・。最初は情緒不安定な感じだったのが急に理路整然になってしまうジョディ!正にジョディをたたせるための映画ゆえの仕方ない演出なのでしょうか?また機長役のショーン・ビーンもなんでこんな意味のない役受けたんだろ?ただこの作品のテーマである「周りの人間は他人には興味ない」・・・ってことのほうに現代の恐怖を感じました。でも、子供と一緒に乗っていたかどうか覚えていないいい加減なアテンダントがいるこんな航空会社の飛行機には乗りたくないです!!!っていうかこんな航空会社あるのかな?

私の評価:★★

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年1月15日 (日)

THE 有頂天ホテル

04本目「THE 有頂天ホテル」TOHOシネマズ市川

解説: 人気脚本家の三谷幸喜が「ラヂオの時間」「みんなのいえ」に続き、今度は大晦日の高級ホテルで繰り広げられる奇跡のドラマを描いた監督第3作。役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾など日本映画を代表する23人の豪華キャストが、迷路のようなホテルの中で働く従業員や訳ありの宿泊客を演じる。大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。そんな中でも副支配人の新堂平吉(役所広司)は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが・・・

まずはこれだけの役者とそれにまつわるエピソードをまとめあげた三谷さんにただただ脱帽!笑いという点では前2作の方がよかったと思うのですが・・・話の密度や伏線の張り方などは今作の方が断然いいのですが、ホテルの威信をかけた年越しカウントダウンパーティーが威信をかけた割にはちょっと質素な気が・・・(^^;)。お約束の前作キャラのカメオ出演やあの役者がこんな役でとのお楽しみもあるのですがやはり1回観ただけでは分からない作品。そういう意味ではDVD向きの作品かもしれませんね、DVD出たらおそらく買っちゃうだろう~。

私の評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年1月13日 (金)

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

03本目「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」新宿ピカデリー1

解説: 世界的ベストセラーとして知られるファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画化第4弾。監督には「フォー・ウェディング」など、ヨーロッパで高い評価を受けるマイク・ニューウェルが起用され、よりドラマ色の濃いアドベンチャー作品に仕上げたホグワーツ魔法魔術学校の4年生になったハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)。今年ホグワーツで伝説の“三大魔法学校対抗試合”が行われることになりハリーが代表に選ばれるのだが・・・

素直にシリーズ中で一番面白いといえる作品だと思います。あれだけの情報量(僕は原作読んでいないのですが)を巧みにまとめあげた監督の手腕はお見事の一言!!前3作に比べて甘ったるくなくこんな展開あり?って・・・大人でも十分いや大人の方が楽しめる内容で子役たちと一緒に成長していく映画なのだと感じました。あのお方も復活していよいよ第5弾も待ちどうしいですね。

ただハリーの初恋の話や対抗戦のエピソードやワールドカップなどもっと膨らませたら話により一層の厚みが出来たと思うのでそこが残念です。

私の評価:★★★★

| | コメント (0) | トラックバック (1)